株のこ辞典

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あ行

IPO(アイピーオー)とは

IPOとは「Initial Public Offering」の略称で、未上場企業が新株を発行して証券取引所に上場することを指します。
上場される前に発売される価格を公募価格と言い、上場前の公募価格で株式を買うことをIPO投資と呼びます。

アセットアロケーションとは

アセットアロケーションとは、資産配分のこと。
株式、債券、ゴールド、預金などの比率をあらかじめ設定して、増えてきた資産を売却して比率の小さくなった資産の買い増しすることをアセットアロケーション運用と呼びます。

ETF(イーティーエフ)とは

ETFとは「Exchange Traded Funds」の略称で、上場している投資信託のことを指します。
東証やNYSEなどに金融商品取引所に上場しているため個別株のようにリアルタイムで売買ができる金融商品のことです。

インフレとは

インフレ(インフレーション)とは、モノの価値が上がること。相対的に貨幣価値が下がること。
物価が上がると生活支出は増えますが、販売利益が上昇する分、労働者の収入アップに繋がります。世界的には年間+2%のインフレ率が目標と言われています。

FX(エフエックス)とは

FX(Foreign Exchange)とは、外国為替証拠金取引の略称です。
米ドルと日本円など通貨を交換することで2国間の金利差で損益が発生します。FXの特徴として手持ち資金の最大25倍の金額までレバレッジ取引がでます。

か行

外国税額控除(がいこくぜいがくこうじょ)とは

外国税額控除とは、二重課税を調整する目的で外国で納付した税金を一定の範囲で所得税額から控除できる仕組みのこと。確定申告が必要。
外国株からの配当金・分配金は、先に現地課税(米国なら10%)が差し引かれたあと、日本国内の税金20.315%が差し引かれるため二重課税となっています。

繰上償還(くりあげしょうかん)とは

繰上償還とは、当初予定してた期限より前倒しで投資信託を払い戻すこと。多くの商品の償還日は無期限に設定されている。
もし繰上償還されると投資家の意図しないタイミングで売却することになります。

公的年金等控除(こうてきねんきんとうこうじょ)とは

公的年金等控除とは、60歳以降に年金を受け取るときに使える税制優遇です。各年金の所得と合算して一定の範囲内まで非課税で受け取ることができます。

受給者の年齢非課税になる年金額
住民税所得税
65歳未満103万円108万円
65歳以上153万円158万円
※公的年金等控除+基礎控除の合計。

交付目論見書(こうふもくろみしょ)とは

交付目論見書とは、投資信託の購入にあたって重要な情報が記載されている書類のこと。投資信託の取扱説明書のようなもの。
ネット証券では新規で投資信託を注文するとき、必ずレ点チェックしないと購入画面が進まない仕組みになっています。

さ行

ジュニアNISA(ニーサ)とは

ジュニアNISAとは未成年者少額投資非課税制度のことで、名義人が18歳になるまで非課税で運用できる口座。利用者が少なかったため2023年末で制度が廃止されていて新規の口座開設はできません。

純資産総額(じゅんしさんそうがく)とは

純資産(総額)とは、投資信託(ファンド)に集まってるお金の総額のこと。1人1万円を100人が投資すると純資産は100万円になる。
投資信託の規模を表すため、金額が大きいほど多くの投資家が投資していることになります。

所得控除(しょとくこうじょ)とは

所得控除とは、所得額から一定の金額を差し引く制度のこと。年末調整や確定申告のときに支払った税金の一部が戻ってきます。
例えばiDeCoで月5,000円(年間6万円)積立すると、その年度の税金が約9,000円安くなるイメージ。

信託財産留保額(しんたくざいさんりゅうほがく)とは

信託財産留保額とは、投資信託を解約(売却)するとき、投資家が負担する費用のこと。売却時の「手数料」とは異なり各管理会社の収益ではなく、運用中の投資信託の純資産に残すことになります。
純資産が減ることで運用が不安定になったり、運用を継続する他の投資家に影響が出ないようにするために設定されます。

信託報酬(しんたくほうしゅう)とは

信託報酬とは、投資信託を保有し続ける限り投資家が負担する手数料のこと。別途支払う必要はなく、評価額に対するパーセンテージが日割りで差し引かれる。
信託報酬が高いほど、運用パフォーマンスに大きく影響します。

信用取引(しんようとりひき)とは

信用取引とは、証券会社からお金を借りて売買することを指します。一般的には現金・株式・投資信託を担保に入れて、評価額の最大約3.3倍まで株式の取引ができます。
大きく分類すれば先物取引・OP取引・CFD・FXも信用取引に含まれます。

スプレッドとは

スプレッドとは、買値と売値の差額のこと。例えば1ドル買うとき150円必要だった場合、同時刻の売値が149.5円だとスプレッドは0.5円(50銭)となります。
この買値と売値の差が大きいほど取引時のコスト増に繋がります。

損益通算(そんえきつうさん)とは

損益通算とは、同一年分の利益と損失を相殺することです。 証券口座【A】で運用中の商品から出た利益には本来課税されますが証券口座【B】で損失が出た場合、利益から損失分を差し引いて税金を減らすことができます。

た行

退職所得控除(たいしょくしょとくこうじょ)とは

退職所得控除とは、一時金(一括)で取り崩すときに使える税制優遇です。年金制度の加入年数が長いほど非課税で受け取れる金額が大きくなります。

退職所得控除額の計算表
20年以下40万円×経過年数
※80万円に満たない場合は控除額は80万円
20年超800万円+70万円×(経過年数-20年)
引用元:国税庁

単元未満株(たんげんみまんかぶ)とは

単元未満株とは、1単元に満たない数の株式のこと。
日本の個別株式は原則100株1単元で取引するため、1株1万円なら100万円が必要です。単元未満株で取引可能なら1株1万円から売買できます。

デフレとは

デフレ(デフレーション)とは、モノの価値が下がること。相対的に貨幣価値が上がることを指します。
安くモノが買えるため短期的には生活支出を抑えられますが、安く製造するためにコスト削減した分が労働者の給料削減に繋がります。

投資信託(とうししんたく)とは

投資信託とは、投資家から集めたお金を専門家が運用する金融商品のこと。ファンドとも言われます。
代表的な株式に投資する場合、自分で個別企業を選ぶ必要はありません。パッケージ化しているため、数十~数千の企業にまとめて少額から投資できるのがメリットです。

特別法人税(とくべつほうじんぜい)とは

特別法人税とは、年金積立金に対して課税する制度のこと。確定給付企業年金・確定拠出年金の場合は、資産残高に対して年間1.173%が課税される(厚生年金は一定の優遇あり)
ただし現行では2026年3月31日まで特別法人税の課税は凍結されています。

は行

日計り取引(ひばかりとりひき)とは

日計り(ひばかり)取引とは、購入した銘柄を当日中に売却すること
現物取引では 「同一資金」「同一銘柄」の1日1回転以上の取引(同じ日に同じ資金で何度も売買を繰り返すこと)はできません。

分別管理(ぶんべつかんり)とは

分別管理とは、投資家の資産を保護する仕組みのこと。
個人から預かるお金を明確に区分して保有・管理するため、各機関が経営破綻しても投資信託なら全額「信託保全」として守られます。
※ただし、各機関の経営破綻などへの保全であり、運用による元本保証のことではありません。

平均寿命(へいきんじゅみょう)とは

平均寿命とは、0歳の人の平均余命(あと何年生きるか)のこと。内閣府のホームページでは2060年に生まれた男の子は平均84.19歳、女の子は90.93歳まで生きると推計されています。

ほふりとは

「ほふり」とは、証券保管振替機構の略称(株式等振替制度とも言われます)
証券会社や銀行が個人投資家から預かった株式や社債、投資信託などを集中管理していて、名義書き換えや売買に伴う受け渡し、発行会社への株主通知などを行います。

や行

UI(ユーアイ)とは

UIとは、ユーザーインターフェースの略称。一般的に操作画面や操作方法を指します。

ら行

楽天キャッシュとは

楽天キャッシュとは、楽天が提供する電子マネーのこと。銀行口座やクレジットカード等から事前にチャージしておけば専用アプリ「楽天pay」を使って店頭でQR決済が可能になります。
楽天クレジットカードを使って楽天キャッシュをチャージすることで0.5%ポイント還元されます。

ロールオーバーとは

ロールオーバー(Rollover)とは「乗り換え」を意味していて、基本的には先物取引など期日が決められている金融商品を次の期日の商品に乗り換えることを指します。
旧NISAで所定の手続きを行えば評価額を引き継いで次の非課税期間を使うことができました。

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